秋保協便り第76号より 

〇 新コーナー めざそう商売繁盛 ①

 

自院で行う施術に絶対の自信をお持ちの先生方でも、治療院から帰って行ったその後の患者さんの

生活習慣を改善しない限り治らないと知り、そのポイントを教えたのにそのとおりやってくれない

  

そして、施術の効果は長続きすることはなく、「他い行こう」と去っていく。

こんなジレンマに悩んだりしたことはありませんか。

 

人口減と競合過多により患者さんが増える事は難しくなってきています。

はたして治療技術を高めることだけに専念していいのでしょうか?

 

このコーナーでは、脳科学の観点からどうしたら治療院の価値を高めていく事ができるのかを

皆さんと一緒に考えていきたいと思います                             

 

 人間の脳は言葉とイメージで動いている

  新約聖書「ヨハネによる福音書第一章」に書かれています。

       初めに言葉があった。    言葉は神と共にあった。

                     言葉は神であった。

 

例えば、A,B,C、という3つの独自の施術をし、Aだけを言語化してその価値を伝えても

BとCは言語化していないので患者さんは一つの価値しか受け取っていない(損をしている)と

思ってしまいます。

Bという価値、Cという価値をこの施術を通して提供していますと伝えるともっと価値は

上がるので患者さんは得をしたと喜ぶ。

 

まして、誰もが生活習慣を直せなくて悩んでいるところに教えられた言葉で素直に実践できる

気持ちになれる。

 

まさに言葉は神です。

 

言葉の重要性を意識することが患者さんを繋ぎとめる大きな力になると思いまが、

 

皆さんのご意見をお寄せください。

 

 

 

                                  秋保協便り第80号より

〇 目指そう 商売繁盛 ②

 

前回は、今年1月に発効した広報誌に掲載しておりましたが、「言語化」の重要性について触れ

ました。その後皆さんは、施術の現場で今まで以上に言葉の重要性を意識して患者さんたちに

接しておられますか。

 

繫盛している治療院は必ずここのところが上手なはずです。

 

今回もやはり言葉のもつ力についてですが、患者さんが、「先生ちっとも良くならないんです」と

言ってきた場合、先生方は心中穏やかではいられませんよね。

逆にムッと するのではありませんか。

病院の先生からこんなことを言われたとぼやく話によく出てくるのが「年なんだからもう治らな

い」と言われたという怒りに近い患者さんの言葉です。

 

一方「先生、おかげさまで少しずつ良くなっている気がします」と良くなってもいないけど賢い

患者さんは言います。

そんな患者さんに「年だから」って言いますか?言わないどころか、先生、もっといい治療は

ないかと真剣に考えますよね。

 

言葉のキャッチボールひとつでも患者さんの運命はもちろん、医師や施術者の運命すらどんどん

変わっていきます。

患者さんの言葉がきつかった時に、いかにうまく言葉を変えて優しく送り返すか。

 

「商人(あきんど)はお客と喧嘩しちゃいけない」は鉄則です。

しかしこれは当たり前のようですが簡単な事ではありません。

まさに修行です。患者さんの心に響く優しい言葉を操る達人になろうと決心してください。

 

一緒に頑張りましょう。

 

  

                                  秋保協便り第81号より

〇 目指そう 商売繁盛 ③

 

 マスクをかけるのはもはや世界共通の礼儀であり手段となりつつあります。飲食の場面でも

口に入れたらすぐマスクといった笑い話が今や現実になりました。

 

そこで、私たちは患者さんからボディーランゲージとして見られている場面が、このマスクの

お陰で、私たちの目に今まで以上に気を向けられている事態になっています。

 

「眉間のシワ」を作るのに口を「へのじ」にしてみてください、簡単にできます。では、

「笑い顔」にして眉間のシワを作ってみてください。

実は笑うことができないようになるんところが表情筋の不思議な構造です。

 

「眉間は口ほどにモノを言う」マスクの下でも笑顔でいましょう。

患者さんは笑顔で生まれる優しいまなざしに救いを求めています。                                 秋保協便り第82号より  

 

 

〇 目指そう 商売繁盛 ④

 

丁度1年前のスタートしたこのコーナーですが、今回で4回目になりました。

1回目は言葉の重要性について。2回目は言葉のキャッチボールについて。

3回目は眉間のシワと笑顔についてでした。

 

どれも当たり前の事なんですが、この当たり前のことがなかなかできないのが、

悲しいかな広報を担当している私の実力です。

ですが、皆さんにお伝えしている立場上日々修行と思い研鑽を重ねております。 

 

今回、先生方にお尋ねしたいのは、ネガティブな考え方をしている時に幸運に恵まれたという

経験をお持ちの先生方はいらっしゃいますか?ということです。

 

幸運は不幸の姿をして現れるとよく言われますが、不運に出くわした時の心の波動は誰でも一旦は

落ち込みます。しかし、その後いかに早くポジティブな心の波動に立て直せるか。不運は何を

学ばせるための天の配列ととその波動にネガティブが寄ってくるのは当たり前のようです。

   

このコロナ渦の中、世界中がネガティブエネルギーに覆われている中で生きています。 

ですからこそ、私たちは心の波動を下げないようにすることによって、顔つきも変わり、

 

言葉に力が出てきて、きっと治療にもいい効果がプラスされると思います。がんばりましょう。

 

 

 

                                  秋保協便り第83号より

〇 目指そう 商売繁盛 ⑤ 1パーセントの努力

 

治療家と言えども「あきんど(商人)」に変わりはありません。物は売らなくても技術を売る

そんな商売ですよね。

 

来院してくれる患者さんは、その技術を買うために?いや、その技術で自分の生活をより良く

するためにお金を握って来てくれます。と、私はそう思っていました。  

 

さて、その「技術」とは何でしょうか?

私も27年の治療院開業経験でもなかなか気づかなかった事があります。

(今は介護事業と訪問マッサージ専門に転身したため、治療院は廃業しております) 

 

治療のテクニックさえあれば患者さんは治る。そうすれば口コミが増えて患者さんは絶対来る。

イコール商売が繁盛といった勝手な夢物語を思い描いて毎日を過ごしていたのです。

 

テクニックを得るために、いろいろなセミナーにも行きましたし、かなりのお金をつぎ込んだ 

割には・・・身についていない。そんな簡単に身につくはずがないのに・・・と気づきます。

 

大事なところは、繁盛の99%は世の中が決めるという事。世の中というのは、患者さんであり、

良いも悪いも口コミで広がっていく凄い力、風評なんか特にそうですね。

 

自分ではどうすることもできない大きな力にあらがうために、ホームページを作ったり、

SNSで情報発信したり、先端の技術駆使し多くの治療家が頑張っています。

 

特に今の世の中は、簡単に手っ取り早く楽に、が当たり前になり、そのために患者さんを操る

ような宣伝文句や言葉を巧みに使ったりといった操作主義が横行していると思いませんか。

 

非常に危険なことであり、そんなことは相対すると簡単に見抜かれてしまいます。

 

では残りの1%の力とは何ですか?というと、

言わずもがな、自分の責任においてやらなければならない事です。

 

それは、笑顔であったり、優しい言葉や身だしなみの清潔さといった私たちの日ごろの考え方が

外見に現れるところを患者さんはジッと見ているのではないでしょうか。  

 

テクニックは その後だと思うのですがいかがでしょうか。

 

私も修行の身です。皆さんと共にこの1%に集中して努力していきましょう。

 

 

                                 秋保協便り第84号より

〇 目指そう 商売繁盛 ⑥ 場を清める力

 

草ぼうぼうの道を行きかう人々感じながら歩いていると思います。

しかし、草取りできれいになった道を歩くと、すぐにその変化にきづくはずで、

気分が悪くなる人はいないでしょう。きれいな場は誰だって気分がいいのです。

 

さて私たちの仕事場である治療院はどうでしょうか?

            

患者さんはきれいな治療院で治療を受けたいのです。

ベットのタオル交換や消毒といった目先の細かい事より、総じてきれいに清められているのか

いうのに敏感です。

 

神社もそうですが、清められた空間に身を置いた瞬間の心地よさを思い出してください。

 

神社は神のエネルギーが宿り、治療院は治療家の心構えエネルギーが充満しています。

 

そして、それがそのまま患者さんに伝搬していくと思うのです。

 

患者さんが治療院に入った瞬間に元気をもらうように、場を清めることはすべてをクリアに

してくれます。

        頑張りましょう。 

 

 

 

                                 秋保協便り第85号より

〇 目指そう 商売繁盛 ⑦ 段取り八分の力

 

今回のテーマは、これを書いている自身にとっても永遠のテーマと思っている事の一つになります

 

ある時この話題になり、鉄工所の職人さんから出た言葉と目の輝きに驚いたことがありました。

 

「もし段取りが八分も出来て居たら仕事の完成度は間違いなく120%以上になる」と

断言したのです。「予想以上の成果ですか、ん~なるほど」と思いました。

 

では、治療院の場合に当てはめたらどうなるでしょうか?


・治療院はトイレを始め、どこもきれいに掃除されている。

 

・コロナ対策は万全に準備されており、その対応に患者さんから安心感をもたれている。

 

・治療家としての心構えは心穏やかに整っているため、挨拶、笑顔は自然な優しさに包まれている。

 

・カルテには患者情報が分かりやすく時系列に整理されていて、患者さんの課題解決に役立つ

 話がいつでもできる。といったところでしょうか? 

 

言葉ではこんな事を簡単に言えますが、どうですか?なかなか簡単なことではありませんよね。

「これ基本でしょ」とおっしゃる先生はすでに予約一杯の日々が続いておられることでしょう。

 

 鉄工所の職人さんのように、鉄を相手にする仕事と、治療院のように、体と心が不調になって

まった生身の人間を相手にする仕事では「段取り」の仕方に大きな違いがあるのは当然です。

 

しかし、「段取り」とは「商売繁盛への準備」であることは間違いありません

治療技術にばかり目を向けないで、この事に背を向けてはいけないと思います。

 

日々準備を怠らないで、共に頑張りましょう。 

 

 

                                      秋保協便り第87号より   

〇 目指そう 商売繁盛 ⑧ 自分を評価しなくては前へ進めない

 

 今の現状が全てを物語っていることは否定できません。繁盛している治療院もそうでない治療院も。

 

  病院はどこも患者に溢れていますか?裕福ですか?廃業するドクターだっているのです。

 

 「今ある仕事に感謝しましょう」と言っていられるほど、世の中は甘くないし、明日何が起きるのか予想も

 つかないほど人生の展開スピードが速くなっていて私も時代に取り残されないようにもがいています。 

 

 楽ではありません。それでも、出来る事をやって前に進むしかないのです。

 

 今回の編集後記で紹介しました本(*)の一節で「面倒くさいは心を抜くこと」という言葉に出会いました。

 日々この言葉を口にしている自分。そして自分の現状はやはり大したことがない。

 「ああ当然の結果だ」と納得せざるを得ない。

 

 治療家の手技が手を抜かれ、心まで抜かれた接し方をされた患者は二度と来院することはありません。

 

 全ては自分の責任。私は自分の事を面倒くさがり屋なんだと評価しています。

 それでも前へ進めた時は素直に喜びます。ほんのちょっとの喜びを積み上げていきましょう。

 かならずいいことがあると信じて。

 

(*) 佐藤初女(はつめ)さんの著書 「いのちをむすぶ」